ピルの服用中は脱毛できない？脱毛への影響と注意点

ピルを服用している人は、ピルが脱毛にも影響するのでは？と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。もしもピル服用中は脱毛NGだったとしても、ピルをやめるわけにはいきませんし、悩ましいところです。

そこで、今回はピルが脱毛にどう影響するのかを解説します。ピル服用中の注意点についてもまとめましたので、ピルを服用している人はぜひ参考にしてください。

ピルの服用中でも脱毛できる？

ピル服用中の人は、脱毛できるかどうかが一番気になる点でしょう。まずは、ピルを服用していても脱毛できるかどうかをご説明します。

ピル服用中でも脱毛できる！

結論からいえば、ほとんどの場合はピル服用中であっても脱毛はできます。稀にピルを服用している場合は、脱毛を受け付けていないクリニックやサロンもありますが、大抵ピルを服用していることは問題になりませんので、安心してください。

ただし、ピルの副作用が強く出てしまっている場合は、脱毛を控えるべきです。体調が悪いと脱毛自体が辛くなってしまいますし、脱毛による影響を受けやすいからです。

ピル服用中でも脱毛は可能ですが、ピルを服用していることは、必ずクリニックやサロンに伝えてください。
ピルを服用していることで通常の場合よりも肌トラブルが発生しやすいため、クリニックやサロン側も施術に関して注意する必要があるからです。

ピル服用中の脱毛への影響

ピルを服用していても脱毛はできますが、普段よりも施術によるトラブルが出やすいというリスクがあります。では、ピルを服用していると、脱毛にどんな影響があるのでしょうか。

ピルを服用中の人の中には、ピルの影響で色素沈着が起こりやすくなり、シミやほくろが普段よりもできやすくなる人がいます。

脱毛は、毛のメラニンにレーザーが反応し、熱を発することでムダ毛の処理を行いますが、このときに炎症を起こしてしまう人がいます。この炎症自体は、多くの場合数日ほどで治るのですが、炎症後に色素沈着が起こってしまうことがあるのです。

また、脱毛施術の影響で色素沈着が起こることは稀であり、必ずしも色素沈着が起こるわけではありません。
ピルを服用していると、脱毛施術による炎症後の色素沈着のリスクが高まるというだけで、必ず色素沈着が起こるわけではないので安心してください。

ピル服用の副作用でよく知られるものの一つに、ニキビや肌荒れといった肌トラブルが挙げられます。ピル服用で肌トラブルが起こるのは、ホルモンバランスの変化が原因です。
ピル服用による肌トラブルは、ピルに体が慣れていけば徐々に治っていく傾向にありますが、副作用がなかなか治らない人もいるでしょう。

施術中に照射されるレーザーは非常に高熱ですから、どうしても施術直後に赤みやヒリヒリ感が残りがちです。
多くの場合は、翌日には赤みもヒリヒリ感も治っているはずです。しかし、稀に炎症を起こしたり、毛嚢炎というニキビのようなものができたりする人もいます。

ホルモンバランスの変化によって肌が荒れやすくなっていると、こうした脱毛施術による影響を受けやすくなっていると考えられます。そのため、ピルを服用していると、肌トラブルのリスクが高まるといわれているのです。

ピル服用中は、ホルモンバランスの変化の影響で、肌が敏感になることがあります。肌荒れを起こしやすくなるのも肌が敏感になるためですが、肌が敏感になることで痛みを感じやすくなるとも考えられます。

脱毛施術では、高熱のレーザーを照射するため、ある程度痛みが発生します。どんな人にも共通していることなので、痛みを多少感じること自体は問題ありません。
しかし、ピルを服用している影響で痛みを感じやすくなっていると、普通なら耐えられる程度の脱毛施術の痛みでも、苦痛が伴うでしょう。

医療脱毛クリニックなら、ほとんどの場合麻酔の準備があります。普段から痛みに弱い人やピルを服用中で痛みに不安がある人は、医療脱毛を選択すれば、施術中に麻酔を使ってもらえます。

• ピルを服用しているが脱毛したい。
• 悪影響が出ないか不安……
• 一度専門家に相談してみたい。

ピルの服用と医療脱毛に関するQ&A

ピル服用中には、脱毛施術に関するリスクが高まるものの、脱毛自体はできることがわかりました。しかし、まだまだ疑問が残っているという人もいるでしょう。ここからは、ピル服用中の医療脱毛に関する疑問にお答えします。

ピル服用中は脱毛効果が弱まる？

ピルを服用しているとムダ毛が多くなる、毛が伸びるのが早くなるといわれることがあります。そのため、「脱毛しても効果がないのでは？」と不安になる人もいるでしょう。

しかし、ピル服用が、直接的に脱毛効果を弱めてしまうことはありません。なぜかというと、「ピルを服用しているとムダ毛が多くなる」ということ自体が、事実ではないからです。

しかし、それはサイクルが正常になっただけであり、ピルに増毛作用はないので安心してください。もちろん、脱毛効果を弱くすることもありません。

ピル服用の影響でひどい肌荒れが起こると、脱毛に通っている最中であっても、施術ができなくなる場合があります。
この場合は計画通りに脱毛が行えず、脱毛効果が弱まることがあるため、不安があればクリニックやサロンのスタッフに相談しておきましょう。

ピル服用中は硬毛化・増毛化が起こる？

上記で触れたとおり、ピルを服用していると毛が多くなるといった誤解があるため、ピル服用中には硬毛化・増毛化のリスクが高まるのではないかと、心配する人もいるでしょう。
しかし、ピル自体には毛を増やす作用はないため、ピル服用中だからといって硬毛化や増毛化が起こることはありません。

また、硬毛化・増毛化のリスクをクリニックやサロンは把握していますから、硬毛化や増毛化が起きたときの補償があることがほとんどです。
補償内容については、各クリニック・サロンで異なりますので、詳しくは通うスタッフに問い合わせてみましょう。

硬毛化・増毛化は、どれだけ気をつけていても発生してしまうことがあります。硬毛化・増毛化が起きてもピルのせいではありませんし、ましてやクリニックやサロンのスタッフのせいでもないため、稀に起こってしまうリスクとして理解しておきましょう。

ピルを服用していなくても生理中は脱毛できない？

ピルを服用していてもしていなくても、生理中の脱毛の取扱いは同様です。

生理中は脱毛を断るクリニックもありますが、生理中はVIO医療脱毛以外なら脱毛可能です。

生理中の脱毛は周期に合わせて、生理がこないときに予約することをおすすめします。

ピルの服用中に脱毛する際の注意点

ピル服用中でも脱毛はできますが、肌トラブルのリスクが高まるため、脱毛をするなら注意が必要です。ここからは、ピル服用中の脱毛に関する注意点をまとめました。

医療脱毛を選択する

ピル服用中に脱毛をするなら、医療脱毛がおすすめです。
ここまでも述べたように、ピルを服用していると脱毛施術の刺激による影響から、肌トラブルを起こしやすく、痛みを感じやすいです。

医療脱毛クリニックは医療機関であるため、肌トラブルを起こした場合もすぐに対処が可能ですし、痛みを感じる場合は麻酔が使えます。そのため、ピルを服用している場合、より安心して脱毛施術に臨めるでしょう。

脱毛サロンの場合、ピル服用中だと、そもそも脱毛を断るところもあります。理由としては、万が一のときにその場では処置ができないこと、そしてピル服用中は、さまざまなリスクが高まることが関係しています。

カウンセリング時に医師に相談する

ピルを服用している場合は、脱毛前のカウンセリング時に、必ず医師やスタッフに申し出ましょう。その上で、ピルの服用と脱毛に関する不安や疑問について、相談しておくのがベストです。

体調が悪くなっている場合も同様です。
しかし、そうした判断は医師に任せ、自分で「大丈夫」と思い込まないようにしましょう。

痛みを緩和する方法を選ぶ

ピルを服用していると、痛みを強く感じることがあるのは、前述のとおりです。特に痛みに弱い人は、痛みをなるべく緩和できる脱毛方法を選びましょう。
痛みの緩和方法の一つには、麻酔が挙げられます。多くの医療脱毛クリニックが麻酔を準備していますが、自分が通いたいクリニックに麻酔があるかどうかは、事前に確認しておきましょう。
また、どんな脱毛機を使っているかチェックすることも、痛みの緩和につながります。

ピルを服用していて痛みを感じやすくなることに不安があれば、蓄熱式レーザーを導入しているクリニックを選びましょう。

※白髪の脱毛を検討されている場合は肌色や毛質に関係なく脱毛できるニードル脱毛が必要なケースがあるため注意が必要です。

蓄熱式レーザーを使った脱毛で痛みを抑えましょう

ピルの服用中は医療脱毛で安全に施術を受けよう！

ピルを服用中でも、脱毛自体を諦める必要はありません。しかし、さまざまなトラブルのリスクが高まるため、安全性の高い脱毛方法を選んだ方が良いでしょう。

もしもピルを服用していて脱毛をしたいと考えているなら、まずはお近くの脱毛クリニックで無料カウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングの予約時にピルを服用していることを伝えておけば、スムーズに説明してもらえるはずです。