若い世代だけでなく、40代以降でも脱毛を受ける人が増えています。介護を念頭に、特に陰毛(VIO)の脱毛を希望する人が増えていますが、実は、白髪ができると選べる脱毛方法が限定されてしまいます。
VIO脱毛を希望する人は、白髪ができる前に施術を受けましょう。

白髪でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
結論:陰毛(VIO)が白髪になる前に脱毛しよう!
白髪ができると、一般的なレーザー脱毛では効果を得られません。
全国の脱毛クリニックが採用しているレーザー脱毛機の種類は、大きく分けると「蓄熱式」と「熱破壊式」の2種類です。どちらも白髪には効果を発揮できないため、白髪ができる前に施術を受ける必要があります。
白髪ができる前の黒い毛であれば、「蓄熱式」レーザー脱毛機がおすすめです。
POINT
もし、現在白髪が生え始めている状態だったとしても諦めることはありません。
最近数本程度の白髪が生え始めた程度であれば、増える前に対策を行うのがベストです。

すでに白髪ができている場合は、レーザー脱毛ではなく「ニードル脱毛」を選択する必要があります。針を毛穴に通して電気を流すという方法で施術をするニードル脱毛は、レーザー脱毛のようにメラニン色素の有無に関係なく施術が行えます。
レーザー脱毛に比べるとデメリットが多いものの、メラニン色素を持たない白髪にも有効なので、すでに白髪ができている場合にはニードル脱毛を選択しましょう。
そもそもVIOに白髪が生えるメカニズムとは?
白髪は頭髪に生えるのが一般的ですが、同じメカニズムでVIOにも生えることがあります。通常、毛はメラニンという黒い色素によって黒く見えていますが、何らかの理由でメラニン色素の生成量が減少してしまうと、髪が色素を失い白髪となって生えてくるのです。
「加齢」「遺伝」によるところが大きいのですが、「ストレス」「食生活の乱れ」「睡眠不足」など、実は日常生活の中にさまざまな原因があります。
個人差はありますが、一般的には35歳過ぎから生え始める人が多いようです。若いのにVIOに白髪が生えているという人は、生活習慣を見直せばある程度予防することができます。
しかし、加齢や遺伝が原因の場合、元通りの黒さに戻すのは非常に難しいと言われています。このタイプの白髪は、メラニン色素を生成するための「メラノサイト」という色素生成細胞そのものがなくなっていることが多いからです。

光脱毛や医療レーザー脱毛だと効果が薄い
従来の脱毛といえば、エステサロンの光脱毛や医療レーザー脱毛が有名です。
これらの方法は、メラニン色素に反応する光やレーザーを当て、毛の元となる毛根細胞に熱を与えます。このダメージによって毛を生やす細胞を破壊し、脱毛が実現できるのです。
しかし、白髪はメラニン色素が抜けてしまった状態なので、光やレーザーが反応せず、思うような脱毛効果が得られません。

白髪染めをすれば毛が黒くなるため、脱毛できるのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、白髪染めは肌表面に出ている毛を黒くするだけで、皮膚の下にある毛根部分は白髪のままです。光やレーザーが実際にダメージを与えているのは毛根であるため、メラニンに反応する脱毛方法の効果は得られません。
VIOの医療脱毛をしたら白髪だけが残ってしまい、その時になって初めて白髪の存在に気づく方もいらっしゃいます。
すでにこれらの方法で脱毛しているという人も、そのまま続けたとしても白髪には効果が現れないということを頭に入れておきましょう。
- そろそろ年齢的にVIOに白髪が生えてくるかも・・・
- できるだけ痛くないものがいい・・・
- 一度専門家に相談してみたい。
白髪になる前は「蓄熱式脱毛」が効果的!
白髪ができる前であれば、レーザー脱毛を選択できます。従来は熱破壊式脱毛が主流でしたが、近年、注目を集めているのは「蓄熱式脱毛」です。
比較的新しい脱毛方法である蓄熱式は、まだ取り扱うクリニックが少ないものの、最新の脱毛方法として注目されています。蓄熱式は、従来の熱破壊式が抱える問題を解消した上で、高い効果を発揮してくれるからです。
白髪ができる前に利用したい、蓄熱式脱毛の特徴をみてみましょう。
また、どちらの方法も永久脱毛の効果を得られるので、しっかりとVIOの毛を無くしたいと考えている方にもおすすめです。では、それぞれの脱毛方法の特徴を詳しく見ていきましょう。
蓄熱式レーザー脱毛の脱毛方法
蓄熱式レーザー脱毛は、皮膚の浅い部分にあるバルジ領域をターゲットにした新方式の脱毛方法です。従来よりも痛みが少なく、最近導入するクリニックが増加しています。
従来の光脱毛や医療レーザー脱毛は、メラニン色素のある毛根に熱ダメージを与え、毛の奥深くにある毛乳頭を破壊する脱毛方法でした。
一方で蓄熱式レーザー脱毛は、毛の元となる毛母細胞に栄養を供給している「バルジ領域」という部分にじっくりと熱を与える脱毛方法です。
「発毛の司令塔」とも呼ばれており、毛根よりも浅いところに存在します。毛根ではなく毛を作る組織自体を破壊することで、発毛に必要な栄養の供給がストップし、次第に毛が生えてこなくなるという仕組みです。
ただし、レーザー照射後も蓄えられていた栄養によって、しばらくの間は毛が伸びたり生えてきたりします。今生えている毛については自然に毛が抜け落ちるのを待つ必要がありますが、新しく生えてくる毛の生成はストップするので、医療脱毛の回数を重ねるごとに徐々に毛の量が減っていきます。
蓄熱式レーザー脱毛は、従来の医療レーザー脱毛よりも痛みが少なく、肌へのダメージも少ない脱毛方法です。
これまでの医療レーザー脱毛機の場合、毛根の奥深くに熱ダメージを届けるため、強力なレーザーを照射する必要がありました。1ヶ所に1ショットずつ照射するので、そのたびに輪ゴムでパチッと弾かれたような強い刺激を感じます。
対して蓄熱式は、広範囲に連続的に弱いレーザーを照射し、じんわりとした熱でバルジ領域を破壊する仕組みです。
バルジ領域は皮膚の浅い層にあるため、強い熱を与える必要がありません。

「温かい飲み物の入ったカップを肌に当てたような感じ」と例えられることが多いです。
毛が濃く太いVIOは、他の部位よりもレーザーが強く反応します。「VIO脱毛は痛い」という声を聞いて心配になっている方も、蓄熱式レーザー脱毛なら安心して施術を受けられるでしょう。
これまでの脱毛方法はレーザーを1発ずつ照射する必要があり、全身脱毛にかかる施術時間は1~2時間が一般的だと言われています。
全身の中でも特に時間がかかる部位はVIOです。VIOはそれほど脱毛範囲が広いわけではありませんが、他の部位よりも形状が複雑で、照射に時間がかかる傾向があります。仰向けからうつ伏せや横向きになったり、足の向きを移動させたりと、施術中に何度か体勢を変えなければならないのも時間がかかる原因でしょう。
一方で蓄熱式レーザー脱毛は、広範囲にレーザーを照射することが可能です。照射面積の広い高速連射式のヘッドの脱毛機は、従来の約半分まで施術時間を短縮できます。
蓄熱式レーザー脱毛の照射時間目安
ワキ | 5分 |
ひじ下 | 10分 |
膝下 | 15分 |
VIO | 30分 |

白髪でも脱毛できるのは「ニードル脱毛」
ニードル脱毛の脱毛方法
ニードル脱毛は、毛穴に金属の細い針を挿入し、電流を流して1本ずつ処理していく脱毛方法です。レーザー脱毛と違い白髪にも施術できますが、強い痛みを伴う傾向があります。
光やレーザーを照射する光脱毛や医療レーザー脱毛に対し、ニードル脱毛は針と電気を使って毛を1本ずつ脱毛する方法です。金属の細い針を毛穴に差し込み、電流や高周波を流すことによって毛乳頭にダメージを与えます。メラニン色素の有無や、毛の濃さ・太さに関係なく破壊できるため、白髪に対しても確実な脱毛効果を得ることが可能です。
ほくろやシミ、色素沈着がある部位、日焼け肌や褐色の肌にも施術できるので、肌の状態によってレーザー脱毛ができない場合に利用するのもひとつの手です。
また、ニードル脱毛は1本ずつ手作業で処理するという特性上、細かな毛の脱毛にも適しています。IラインやOラインの粘膜部分など、レーザーでは脱毛しきれない部位にも需要があります。
ニードル脱毛は、ひとつひとつの毛穴に針を刺して電流を流す脱毛方法です。針を刺すことももちろん痛いのですが、特に電流を流した瞬間の刺激が強く、チクッとした痛みやヒリヒリとした熱さを感じます。
また、部位によっては、施術後に皮膚の内側がほてっているような感覚や、赤み・腫れが生じることがあります。デリケートゾーンは肌が薄く、非常に繊細な部位なので、特に痛みや症状が現れやすいでしょう。
VIOのような毛が多い部位であれば、針から電流を流す回数はおのずと増えます。最初からすべての毛をニードル脱毛で処理するのは、あまり現実的ではありません。

ニードル脱毛の料金は、毛一本または一分ごとにかかります。医療機関で施術されるニードル脱毛の場合、1本400円、1分800円が相場です。各部位ごとに価格設定されている光脱毛や医療レーザー脱毛と違い、何十本・何百本と施術すると高額になりやすいので注意しましょう。
VIOに生える毛の平均本数は1000本から5000本と言われていますから、相場から本数換算してみると、40万~200万円かかることになります。これは単純計算ですが、VIOだけを脱毛するのにもためらってしまう料金です。
最初からニードル脱毛ですべての毛をツルツルにしようとはせず、レーザー脱毛後の仕上げやどうしても脱毛できない毛に使うのがベストと思っておきましょう。
VIO脱毛をするメリット
VIOが白髪になる前に医療脱毛を行うことには、さまざまなメリットがあります。
医療脱毛でVIO脱毛する人は、美容感度の高い20~30代の方が主流というイメージが強いですが、最近は将来、自分が介護を受けることを想定して40~50代の間にVIOを脱毛する方が増えています。
そんなVIO脱毛するメリットをそれぞれ詳しくご紹介します。
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生理による不快感がなくなる
生理になると、デリケートゾーンの蒸れやニオイなどを不快に感じる方が多いと思います。VIO脱毛をしていないと、アンダーヘアに経血が付着し、ニオイの原因となってしまいます。他にもVIO脱毛することで、排泄物やおりものが付着するといった不快感も解消されます。
自己処理のよるトラブルがなくなる
VIOを毛抜きやカミソリ、ブラジリアンワックスを使って脱毛すると肌を傷つけてしまう可能性があります。さらに、毛が生えるたびに自己処理をすることで色素沈着になってしまうリスクもあります。医療脱毛をすることで、自己処理をする必要がなくなり、肌トラブルを回避することができます。
おしゃれを楽しめる
カミソリ等ではみ出ている部分だけ自己処理をしようとすると、肌トラブルにつながる可能性もあります。VIO脱毛をすれば、水着や下着からアンダーヘアがはみ出すことがなくなり、布地と肌がより密着することで水着や下着をきれいに着こなせるようになります。
白髪脱毛に関するQ&A
白髪脱毛に関するよくあるご質問をQ&A形式でまとめました。白髪脱毛を検討中の方は、ぜひご覧ください。
将来を考えて、白髪が増える前に脱毛するのがおすすめ
白髪は絶対に脱毛できないわけではありませんが、脱毛方法によっては思うように脱毛効果が得られないことがあります。脱毛はただでさえ時間がかかるので、スタートは早ければ早いに越したことはありません。
全部の毛をツルツルにするのが恥ずかしいという人は、I・Oラインだけをなくし、Vラインは薄く残すことも可能です。将来的な介護の準備だけでなく、「自己処理が楽になる」「生理時の不快感が軽減される」といった長所もあり、日々を快適に過ごすことができるでしょう。
まだまだ介護には早いという年代の方も、予め処理をしておけば将来の心配事が減るうえ、さまざまなメリットが得られます。白髪が増え始める前に、ぜひVIO脱毛を受けてみてください。
ここまで、白髪が生えるメカニズムや白髪に効果的な脱毛方法についてご紹介しました。白髪が生えてくるまでは蓄熱式レーザー脱毛、残ってる白髪はニードル脱毛で処理が可能なので、脱毛本数や予算に合った脱毛方法を選びましょう。
将来を見据えて脱毛を検討している方は、まずはお気軽に無料カウンセリングへお申し込みください。