医療脱毛は保険適用?適用外でも使える医療ローンとは

医療脱毛は保険適用?適用外でも使える医療ローンとは
医療脱毛に通いたいけれど、費用面が心配だという方は少なくないですよね。レーザーを使った脱毛は医療行為なので、保険が適応されそうなものですが、実際にはどうなのでしょうか?
また、医療脱毛の負担をなるべく減らしたいのであれば、医療費控除や医療ローンの知識も備えておくべきです。

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今回のコラムでは、脱毛と医療保険の関係や、医療ローンで無理なく支払うコツをご紹介します。

医療脱毛は保険が適用される?

「病院で施術を受けるのだから、保険証は使えて当然」と考える方は、意外と多いようです。しかし、医療脱毛であっても保険は適用されません。
そもそも医療保険とは、病気やケガなどの治療を病院で受けるときに、医療費の一部を負担する制度です。一般的な医療脱毛は美容目的で行われるので、全額を負担しなければなりません

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脱毛施術によって肌トラブルが生じた場合は、治療にかかる費用に保険が適用されることがあります。

自由診療と保険診療の違い

自由診療と保険診療の違い
基本的に医療脱毛は、自由診療に該当します。ここでは、保険診療との違いを詳しくみていきましょう。

自由診療とは?

自由診療とは、保険が適用されない治療や施術のことです。

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健康保険や国民健康保険などの公的医療保険が使用できないので、全額が患者負担となります。

自由診療の例としては、美容整形や歯のインプラント治療、ホワイトニングなどが挙げられます。これらは病気やけがの治療ではないので、医療費はすべて自己負担です。
また、自由診療の金額は、医療機関で自由に決められます。クリニック間での治療費の差は、かなり大きいといえるでしょう。

POINT

自由診療の場合でも、治療の目的によっては医療費控除の対象になる可能性があります。

保険診療とは?

保険診療とは、病気やけがを治す目的で行われる治療や施術のことです。日本では誰もが医療保険制度に加入していて、保険証さえあれば、いつでも必要な医療サービスを受けることができます。

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治療を受けた際に負担額が2~3割で済むのは、加入している健康保険や国民健康保険が、残りの7~8割を負担しているからです。

治療方法や処方する薬、料金などに細かい規定があり、クリニック間での差は基本的にありません

POINT

保険診療は、自由診療との混合診療が認められていません。一部でも自由診療が行われると、全額自己負担になるので注意しましょう。

医療脱毛が保険診療にならない理由

ほとんどの場合、医療脱毛は「ムダ毛の自己処理を楽にしたい」、「肌をきれいに見せたい」といった美容目的で行われます。

医療脱毛には、医療というキーワードが使われていますが、保険診療にはならないので注意してください。

病気やけがの治療には直接関係ないことなので、保険の対象外となるのは仕方がないでしょう。

もしも医療脱毛に保険が適用されてしまうと、保険組合の財政を圧迫することにもなりかねません。そうなると、すべての方に必要最低限の医療サービス行うという、医療保険制度の基礎が崩れてしまいます。

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医療脱毛だけでなく、美容を目的とした医療行為のほとんどは保険適用外になることを覚えておくとよいでしょう。
こんな方におすすめ!
  • 医療脱毛の費用が知りたい。
  • 保険適用になるか調べてほしい……
  • 一度専門家に相談してみたい。

ケース別でチェック!保険適用の範囲

治療の一環として脱毛を必要としているケースや、施術後の肌トラブルが起こった場合について、詳しく解説します。

ワキガの場合

ワキ脱毛を行うと、肌の衛生状態が良くなってワキガが改善されることがあります。実は、ワキガは腋臭症と呼ばれるれっきとした病気です。

しかし、脱毛施術は汗腺そのものに影響するわけではないので、ワキガを根本的に治療することはできません。

したがって、ワキガを改善する目的で脱毛する場合も、保険診療の対象外です。

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ワキガ治療のために脱毛しなくてはならないと医師が判断した場合のみ、医療費控除の対象になる可能性があります。

多毛症の場合

多毛症は、ホルモンバランスの異常などによって、体毛が濃くなる病気です。しかし、多毛症と診断された場合でも、医療脱毛が保険適用されることはほとんどありません。

多毛症の治療には、主にホルモン剤を用いた薬物療法がとられます。

多くの場合は薬だけで症状が改善するので、脱毛には保険がきかないケースが多いのです。

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多毛症もワキガ同様、医師が必要と判断したときのみ、医療費控除の対象になる可能性があります。

やけどや炎症を起こしている場合

医療脱毛は、レーザー照射時に発生する熱によって、皮膚にやけどや炎症を引き起こすことがあります。

脱毛施術に関する肌トラブルが起こったときは、保険診療が適用される可能性が高いです。

脱毛クリニックには、必ず医師が在籍しているため、万が一肌トラブルが起きたときもすぐに診察を受けられます

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クリニックによっては、医師の診察や薬の処方を無料で対応している場合があり、支払いそのものが発生しないケースも少なくありません。

自由診療のメリット・デメリット

自由診療のメリット・デメリット
医療脱毛は、ほとんどの場合において保険が適用されません。全額自費にはなってしまいますが、実は自由診療ならではの良い点もあります。具体的なメリット・デメリットをそれぞれみていきましょう。

メリット

自費診療は、治療方法の種類に制限がなく、患者一人ひとりの希望に合わせた処方を行えることが最大のメリットです。

医療脱毛の場合、海外では認められているものの、国内では未承認の脱毛機を使った施術が行えます。

また、導入する脱毛機や施術コースによって、価格を自由に設定できることもメリットのひとつです。脱毛の目的やオプション、料金などを比較することで、希望通りのクリニックを選ぶことができるでしょう。

POINT

自由診療の医療脱毛はどうしても高額になってしまいますが、クリニックによっては割引制度を用意しています。

デメリット

自由診療のデメリットは、やはり医療費が高額になってしまうことでしょう。

昔と比べると安くなっている医療脱毛ですが、全身脱毛だと20~30万円程度かかるのが一般的です。

国に認められていない治療であるため、不測の事態が起きないとも限りません。医療脱毛の場合は、導入している脱毛機やサービスに大きな差があります。正しい知識を身につけておかないと、クリニック選びが難しいのが実情です。
料金だけをみるのではなく、カウンセリングに足を運ぶなどして、信頼できる脱毛クリニックを選びましょう。

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クリニックでは、脱毛施術に関することはもちろん、支払いに関する相談にも親身にお答えします。
まずはお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。

医療脱毛で無理なく支払うコツ

保険適用外なら医療脱毛に通うのは厳しい……と、諦めてしまうのは早いです。まとまったお金がなくても、医療ローンを利用すれば、すぐに脱毛をスタートできます。

『医療ローン』を活用しよう!

ほとんどの脱毛クリニックでは、医療ローンが利用できます。

医療ローンとは、医療行為にのみ使用できる分割払いのことです。

ローンと聞くと怖いイメージを持っている方もいると思いますが、正しい知識があれば恐れることはありません。実際、医療脱毛の分割払い脱毛者の約8割が利用しているといわれています。

医療ローンを利用するには審査を受ける必要がありますが、18歳以上かつ安定した収入がある方なら通る可能性が高いです。学生や主婦の場合でも、バイトやパート程度の収入があれば、基本的には通ります。

POINT

分割回数は自分で決めることができ、月々に支払う料金は数千円にまで抑えることが可能です

医療ローンのメリットとは?

医療ローンのメリットは、月々の支払い額を抑えられることです。まとまったお金がなくても、脱毛に通いながら無理のないペースで支払えます。

また、医療ローンは審査が比較的緩めで、クリニックの窓口で簡単に申し込める気軽さも魅力です。

しかし、医療ローンにもデメリットがあります。まずは、金利手数料がかかってしまうことです。分割回数が多いほど月々の支払いは少額になりますが、その分手数料の総額が大きくなります。途中で解約すると違約金が発生するケースがあるので、注意してください。

point
医療ローンについてはカウンセリングでも相談できるので、よく説明を聞いて計画的に利用しましょう。

医療脱毛の費用はカウンセリングで確認しよう!

医療脱毛といっても、自由診療はクリニックによって料金に差があります。
脱毛範囲や毛量・毛質といった個人差でも費用は変わってくるので、実際にカウンセリングを受けることで大体の見積もりができるはずです。

そのため、事前に医療脱毛の値段相場を調べたうえでどのくらいかかってくるのかを総額で比較することが重要です。

料金が高くて一括では払えないという場合も、医療ローンを利用すれば無理なく支払いできます。

point
自己判断で諦めずに、まずは無料カウンセリングで気軽に相談してみましょう。