みなさんは「ハイジニーナ」という言葉をご存知でしょうか。脱毛、特にVIO脱毛のことについて調べていると、よく目にすることになる「ハイジニーナ脱毛」という言葉。どんな脱毛なのか気になっている人もいるでしょう。

目次
ハイジニーナ脱毛とは?
まずはハイジニーナ脱毛についてあまり知らない人のために、ハイジニーナ脱毛とはどんな脱毛なのかをご説明します。
アンダーヘアをすべて脱毛すること!

ハイジニーナ脱毛とは、アンダーヘアをすべて脱毛すること、もしくはそのデザインを言います。
アンダーヘアの脱毛=VIO脱毛には、減毛といって全体的な毛の本数を減らす方法、そして部分的に毛を残して綺麗な形に整える方法もあります。
しかし、ハイジニーナの場合は、どの部分も毛を残さずにすべてツルツルの状態にするのです。

VIO脱毛との違いは「脱毛範囲」のこと!
「ハイジニーナ脱毛」と「VIO脱毛」が併記されていることもあるため、この2つの違いがよくわからないという人もいるかもしれません。
結論から言えば、ハイジニーナ脱毛はVIO脱毛の一種。VIO脱毛というのは、脱毛の部位名であり、アンダーヘアを脱毛することを言います。減毛であってもデザインを作る方法であっても、部位がデリケートゾーンであればすべてVIO脱毛です。
前述のとおり、ハイジニーナ脱毛とはVIO脱毛のデザインの中で、アンダーヘアをすべて脱毛するデザインのことを指します。つまりVIO脱毛とは脱毛部位、そしてハイジニーナ脱毛とは脱毛デザイン、もしくは脱毛範囲のことなのです。
ハイジニーナ脱毛はメリットがたくさん!

VIO脱毛にはさまざまなデザインがあるにもかかわらず、ハイジニーナ脱毛が人気なのは、ハイジニーナ脱毛にはメリットがたくさんあるからです。
そのメリットについてもご紹介していきましょう。
ムレやニオイを軽減できる
ハイジニーナ脱毛のメリットの1つには、ムレやニオイを軽減できるということが挙げられるでしょう。
デリケートゾーンはそもそもムレやすいものですが、アンダーヘアがあることでさらにムレやすくなり、ニオイが発生してしまうこともあります。
これは、アンダーヘアに尿や汗、経血などが絡んでしまい雑菌が発生するためです。それに伴いかゆみが発生することもあります。
しかしハイジニーナにしてアンダーヘアがなくなれば、ムレにくくなり、雑菌が繁殖しやすい環境ではなくなるため、同時にニオイも軽減され快適に過ごせるのです。

毛を気にせずファッションが楽しめる!
アンダーヘアが下着や水着からはみ出たり、生地から突き出たりして恥ずかしい思いをした経験はないでしょうか。人に見られたことがなかったとしても、自分でそれに気づいたことはあるという人は多いはずです。
その状態だと、ちょっと大胆な下着や水着を着たいと思っても、なかなか勇気が出ません。
しかしハイジニーナにしておけば、そんな悩みは無用。どんなデザインの下着や水着でも、アンダーヘアがはみ出す心配をせずに堂々と着ることができるのです。

アンダーヘアがはみ出すかどうかを考えてデザインを選ばなくて良いので、好みのものを選ぶことが可能になります。
自己処理による肌トラブルを回避できる!
ハイジニーナにすれば、アンダーヘアを自己処理する必要はなくなります。ですから、結果的に自己処理による肌トラブルを避けることができるのです。
まだ脱毛をしていない人だと、アンダーヘアを自己処理しているのではないでしょうか。そういう人は、埋没毛や炎症、かゆみなどに悩まされたことはありませんか?粘膜の部分まで処理してしまって、痛い思いをしたことがある人もいるかもしれません。
しかしハイジニーナにしておけば、自己処理が原因の肌トラブルの悩みは発生しません。その結果、今までよりもデリケートゾーンを見た目にも綺麗に保つことができるでしょう。
ハイジニーナ脱毛は自己処理でもできるが・・・
デリケートゾーン(VIO)をツルツルにするハイジーナ脱毛。その魅力がわかっても、クリニックやサロンで脱毛してもらうのは恥ずかしくて、自己処理を続けたいという人もいるでかもしれません。費用が気になる人もいるでしょう。
確かに自己処理でも見た目をハイジニーナにすることは可能です。しかし、自己処理でのアンダーヘアの処理にはデメリットもあるのです。
ここからは、自己処理でハイジニーナを目指す場合のデメリットをご説明します。
埋没毛ができてしまうこともある
特にカミソリや毛抜きなどでアンダーヘアの処理をしている場合、埋没毛ができてしまうことがあります。
埋没毛とは、皮膚の中で毛が伸びてしまうものです。アンダーヘアに限らず、自己処理をしている人は一度は見たことがあるのではないでしょうか。
埋没毛ができてしまうと、見た目も黒いポツポツが出来てキレイではありませんし、そこが炎症になってしまうこともあります。炎症が起こると痛みを感じることもあり、見た目が悪いだけではなく、肌にも負担をかけてしまいます。
● 炎症が起きることも
● 見た目が悪くなってしまう
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肌を傷つけてしまう可能性がある
Vラインは目視確認しながら処理をすることができますが、Iライン、Oラインとなると見えないために難しさを感じる人もいるでしょう。そのため、よく確認しながら自己処理を行なっていても、誤って肌のデリケートな部分を傷つけてしまうかもしれません。
また、逆に肌を傷つけることを恐れていると、今度は処理残しが発生することもあるでしょう。
● 誤って肌を傷つけることも
● 処理残しになることも
しかし、プロの手に任せて脱毛をすれば、しっかり確認しながら脱毛してもらえるので、こんなトラブルは起こりません。
色素沈着が起こりやすい
自己処理をすると、少なからず肌を傷つけてしまいます。
カミソリの場合は、肌に直接刃が当たるので軽く肌を削っているような感じになりますし、毛抜きをしたあとに肌が赤くなるのを見れば、ダメージを受けているのがわかります。
また、除毛クリームなども肌にある程度負荷がかかっています。
ダメージを与えると、皮膚は自分を守ろうとしてメラニン色素を生成します。メラニン色素は色素沈着の原因となる物質ですから、自己処理をすると色素沈着が起こりやすくなるのです。
特にデリケートゾーンの肌はとてもデリケートなので、他の部位に比べると色素沈着が起こりやすいです。
ですからデリケートゾーン(VIO)こそ、自己処理を避けた方が良い部位なのです。
● VIOは他の部位に比べ色素沈着になりやすい
ハイジニーナ脱毛を医療脱毛で行うメリット
デリケートゾーンをハイジニーナに自己処理すると、デメリットが多いのは前述のとおり。では、逆に医療脱毛でハイジーナ脱毛をすることにはどんなメリットがあるのでしょうか。
そのメリットについて解説していきます。
万が一肌トラブルが起きてもすぐに対処可能!
医療脱毛では、しっかりトレーニングされた有資格者が脱毛施術を行うため、そもそも肌を傷つけるリスクは、自己処理よりも少ないです。
しかし、ある程度の熱を照射するので少なからず肌にダメージはあり、稀に肌トラブルが起きてしまいます。
肌トラブルが起きないように細心の注意を払っていても、稀に肌トラブルが起きてしまうのは仕方のないこと。ですが、医療脱毛クリニックは医療機関ですから、その場ですぐに処置ができます。

処理のし残しがなくキレイな仕上がり
自己処理だと特にVIOは見えづらいため、処理のし残しができてしまいやすいです。ハイジニーナっぽくした!と思っても、どこかに毛が残っていたりするでしょう。
ですが医療脱毛でハイジニーナにすれば、処理のし残しはありません。プロの目と技術で施術を行ってくれるので、見えづらい場所にあるムダ毛もキレイに処理をしてもらえます。

自己処理の必要がなくなり肌をキレイに保てる
医療脱毛は唯一「永久脱毛」を名乗れる、効果の高い脱毛です。脱毛通いが終われば、半永久的に毛が生えてこなくなります。
自己処理の必要がなくなるので、自己処理の大きなデメリットである色素沈着や肌トラブル、仕上がりの問題にも悩まされなくなるのです。
自己処理をしないことで肌への負担をぐっと軽減することができるので、肌がキレイな状態に保つことができます。毛が生えなくなることで毛穴も引き締まり見えなくなるため、時間が経つとその肌質に驚くことでしょう。
施術前~施術後のケアまでの流れ
医療脱毛でハイジニーナ脱毛をすることのメリットを知って、もっと興味が湧いてきた人も多いのではないでしょうか。そんな人は、実際に脱毛に通っているときの様子も気になります。
クリニックやサロンで脱毛をする場合、施術前後のケアがとても重要です。ここからは実際にハイジニーナ脱毛をする際、どんな風に施術前後のケアを行なっていくのかをご紹介します。
施術前
施術の数日前には、アンダーヘアを電気シェーバーで処理しておきます。クリニックやサロンでは、毛が長い状態だと脱毛を行うことができないためです。
また、クリニックやサロンでの脱毛であっても、肌にある程度ダメージを与えてしまいます。
そのため、肌が荒れていると肌トラブルが起きてしまうことも。肌トラブルにならないように日頃からスキンケアを怠らないようにしておきましょう。
スキンケアには、誤った自己処理をしないことやデリケートゾーンを清潔に保つことのほか、デリケートゾーン用の保湿ローションなどを使うことをおすすめします。
特に自己処理後は、肌が乾燥しやすいですから、保湿を忘れないようにしてください。
ハイジニーナ脱毛をするためには、自分の生理日についてもきちんと把握し、生理前・生理中に当たらないように施術の予約をしましょう。
VIO脱毛の場合、衛生上の理由から、生理中の施術は断られます。また、生理前も肌トラブルが起きやすいので避けた方が無難です。
施術当日
VIO脱毛の場合、施術当日はクリニック、もしくはサロンにて紙パンツを渡されるのが一般的。上半身は着衣のままだったり、ガウンを渡されたりとクリニックやサロンによってさまざまです。
施術に関する説明や体調チェックを受けたら、施術台に寝転び、施術範囲にジェルを塗布してから施術を始めます。
施術時間は全身脱毛の場合は2〜3時間、VIO脱毛の場合は30分前後というのが一般的ですが、使っている脱毛機によっても差があるので、クリニックやサロンにより異なります。
ジェニークリニックで使用している蓄熱式レーザー脱毛機の場合、上記の時間よりは早く施術が完了します。
施術当日は、脱毛部位に制汗剤などを使うのはNGです。これは、施術時に塗布するジェルの浸透を妨げるためです。
VIOだと日焼け止めクリームを塗っていることはないかと思いますが、念の為、日焼け止めもNGだということを覚えておきましょう。
施術後のケア
施術後にどんなケアをするのかはクリニックやサロンによって異なりますが、保湿ケア効果のあるジェルなどを塗ってもらえるところが多いです。
この時、何かしら肌ダメージが現れている場合は、すぐに対処してもらえます。
施術当日から、自分でも脱毛部位の保湿ケアを怠らないようにしてください。また、施術部位に何かトラブルが起きたら、すぐに施術を受けたクリニックやサロンに連絡するようにしましょう。
特に施術直後の肌はダメージを受けた状態なので、とてもデリケートです。当日は入浴は控え、ぬるめのシャワーを浴びること、そして肌に刺激を与えないために、施術部位を拭いたりするときは柔らかい素材のものを使うようにしてください。
体温を上昇させると炎症のリスクが増加するため、施術当日は運動や飲酒なども控えましょう。
ハイジニーナ脱毛に関するQ&A
ここまでハイジニーナ脱毛について詳しくご紹介しましたが、まだまだ疑問はつきないという人もいるはず。そこで、ハイジニーナ脱毛に関して多くの人が抱く疑問にお答えしていきます。
たとえば、減毛やナチュラルなデザインを選んだ場合は、医療脱毛だと2~3回目(数ヶ月〜半年前後)くらいから効果を実感できるようになるでしょう。サロン脱毛の場合はその倍だと思ってください。ハイジニーナの場合は最終目標がツルツルの状態なので、効果が出てきたと感じられるのにはもう少し時間がかかります。目安としては、医療脱毛で3~5回目、サロンならその倍。ただし、元々の毛質や毛量によっても異なるため、一概には言えません。
ただし、医療脱毛の場合はクリニックで麻酔を準備していることがほとんどですから、麻酔を使って痛みが軽減できます。
また、ジェニークリニックで使っている蓄熱式レーザー脱毛機なら、痛みがかなり少なくなっているため、麻酔なしでも快適にハイジニーナ脱毛ができる人も多いです。
VIO以外の部位だと、OKされる場合もありますが、生理中は肌が敏感になっているため肌トラブルが起こりやすく、どの部位であってもNGのクリニック・サロンも少なくないです。
また、生理前も肌トラブルのリスクが高まったり、痛みを感じやすかったりするため、特にVIOに関しては生理前も避けた方が無難です。
ハイジニーナ脱毛だけよりも全身脱毛の方がお得!
ここまでの内容で、ハイジニーナ脱毛をしたい!と思った人もいるかもしれません。しかし実は、ハイジニーナ脱毛よりも全身脱毛の方がコスパが良くお得です。
もしハイジニーナ脱毛以外の脱毛には興味がない場合は、VIO脱毛のコースを選べば良いでしょう。しかし他の部位も脱毛したいと考えているなら、全身脱毛を考えた方が良いかもしれません。
ハイジニーナ脱毛だけだと割高になりやすい!
ハイジニーナ脱毛と全身脱毛を比べると、価格自体は全身脱毛の方が高く設定されています。これは全身脱毛では、VIOだけではなく身体中の脱毛をするため、当然のことでしょう。
しかしよくよく価格を見てみると、ハイジニーナ脱毛(VIO脱毛)では、脱毛部位が1箇所に限られているにもかかわらず、全身脱毛との価格差はそれほどありません。
VIO脱毛に他の部位を1つプラスしてしまうと、全身脱毛と同じくらいの金額になるなんてこともあるでしょう。
それを考えると、ハイジニーナ脱毛は全身脱毛に比べると割高でコスパが悪いと言えるでしょう。

全身の医療脱毛では、1回の施術で全ての毛を一気に脱毛することはできません。希望する仕上がりによって必要な回数は変わってきますが、大体の目安は知っておきたいものです。 そこで今回は、全身の医療脱毛に必要な回数や期間、料金につ[…]
部分脱毛と全身脱毛は通院回数はあまり変わらない!
早く脱毛を完了させたい人は、ハイジニーナ脱毛と全身脱毛だと、全身脱毛の方が通院回数が多くなるのでは?と心配になるかもしれません。
しかし、そんな心配は無用。部分脱毛も全身脱毛も、それほど通院回数は変わらないのです。
特にVIO脱毛の場合、しっかり脱毛完了するまでには他の部位よりも時間がかかることが多いです。ですから、全身脱毛でもVIOが最後に終わることが多く、ハイジニーナ脱毛のみの場合と結局通院回数は変わらないという現象が起きます。
ですから通院回数について、全身脱毛のデメリットはないと言えるでしょう。