「脱毛すると毛穴が目立たなくなる」という話を聞いたことがあるかもしれません。毛穴の悩みを持つ方にとっては気になる情報ですが、逆に「脱毛で毛穴が開く」という噂もあり、実際のところどうなの?と気になっている人も多いはずです。そこで今回のコラムでは、医療脱毛の毛穴への影響について解説します。

目次
医療脱毛は毛穴ケアに◎!
毛穴の黒ずみや開き・たるみといった毛穴の悩みを改善するために、医療脱毛を選ぶ方が増えています。
医療脱毛で毛穴が目立たなくなる?
結論から申し上げますと、医療脱毛をすると毛穴が目立たなくなるのは本当です。一口に毛穴の悩みといっても、小鼻の周りの黒ずみや腕や足のポツポツが目立つ毛穴など、さまざまな症状があります。このような状態の毛穴に毛が生えたままだと、余計に毛穴が目立つ原因にもなるのです。

毛穴が目立たなくなる理由
医療脱毛における美容効果は副次的なものですが、なぜ毛穴が目立たなくなるのでしょうか?まずは、その理由を解説しましょう。
毛穴を広げている毛がなくなるから
毛穴が目立つ大きな原因のひとつは、毛穴に存在している毛そのものです。当たり前のことですが、ムダ毛は毛穴から生えています。
自己処理でムダ毛を取り除いたとしても、毛根に残った毛が黒ずみのように目立ってしまうこともあります。特に毛が太くて自己処理の頻度が多い、腕・脚・ワキといった部位は毛穴が目立ちやすいです。

皮脂や汚れが毛穴に詰まりにくくなるから
毛穴からムダ毛が生えていると、皮脂や老廃物が毛に絡みついて汚れが溜まりやすくなります。この皮脂汚れは角栓となり、毛穴詰まりを引き起こす原因のひとつです。
毛穴に汚れが溜まったままだと、毛穴自体も開いていっそう目立ってしまうのです。医療脱毛で毛を取り除けば、毛穴周りに汚れが溜まるのを予防できます。

医療脱毛の効果で毛穴が引き締まるから
医療脱毛には、毛穴を引き締める効果もあるといわれています。
この時に発生する熱は毛根部分にも一定時間とどまり、肌の内側から毛穴を引き締めます。また、いくつかあるレーザーの中でも「アレキサンドライトレーザー」は美肌治療にも使われており、毛穴の引き締め効果が高いです。さらに、毛が生えてこなくなった毛穴は、自然と閉じていきます。

- 脱毛で毛穴を目立たなくしたい。
- 毛穴の状態をみてから施術してほしい……
- 一度専門家に相談してみたい。
美肌を目指せる!医療脱毛のメリット
医療脱毛は毛穴目立ちを改善するだけでなく、ニキビ予防や肌のトーンアップなどさまざまな美肌効果が期待できます。
ニキビ予防ができる
医療脱毛は、実はニキビ予防にも大変効果的です。顔にみられることが多いニキビですが、胸元や背中などにも赤いぶつぶつ、いわゆる「からだニキビ」ができることがあります。
医療脱毛でムダ毛を取り除けば、ニキビの原因となる毛穴詰まりを予防できます。また、皮脂や汚れが付着しにくくなり、肌の清潔が保たれるため、ニキビは自然と少なくなっていくでしょう。
POINT
ニキビに対する対応は、クリニックごとに異なります。カウンセリング時にニキビの状態を確認してもらうようにしましょう。
化粧のりが良くなる
顔のムダ毛がなくなると、化粧のりがぐっと良くなります。産毛があると、化粧下地やファンデーションと肌との間に隙間ができてしまい、化粧のりが悪くなってしまうのです。
肌にぴたっとフィットするので化粧崩れしにくく、きれいな素肌感が持続することも大きなメリットです。
POINT
顔の産毛をカミソリで自己処理すると、肌表面の角質まで剃り落としてしまいます。医療脱毛で自己処理の手間を省き、肌へのダメージを軽減しましょう。
肌トーンが明るく見える
顔や背中などの産毛が多い部位は、医療脱毛でムダ毛がなくなるだけでも肌色がワントーン明るくなります。
医療脱毛なら毛穴に残っている毛根もなくなり、毛穴も目立たなくなります。毛穴が引き締まると皮脂や汚れが溜まりにくくなるので、肌が明るくなると同時に透明感のある肌に近づけるでしょう。
POINT
カミソリなどで自己処理を行っていると、皮膚の角質を取りすぎて色素沈着を起こす場合があります。逆に肌をトーンダウンさせる原因にもなるので、医療脱毛でお肌を傷めることなく安全に脱毛を行いましょう。
医療脱毛で毛穴が開くって本当?
中には、脱毛してから毛穴が目立つようになったと感じる人もいるようです。とはいえ脱毛後の毛穴の目立ちは一時的なものなので、過度に心配する必要はありません。
医療脱毛で毛穴が開くといわれる理由
医療脱毛では、医療機関でしか取り扱えない出力の高いレーザーを使用します。
また、医療脱毛はレーザー照射後すぐに毛が抜けるのではなく、施術後1〜3週間経ってから毛が抜けます。特に、毛根組織を破壊する「熱破壊式」の場合、熱で縮れた毛によって毛穴が黒く見えてしまうことがあるのです。これはポップアップ現象といわれており、一定期間が経つと自然に抜け落ちていきます。
肌トラブルや、今後の施術に影響を与える可能性があります。ポップアップ現象が気になるという場合は、自然に毛が抜け落ちる「蓄熱式」を選択するのも一つの手です。

医療脱毛以外で考えられる毛穴が開く原因
毛穴の目立たない美しい肌に近づくためには、自己処理の方法や生活習慣に注意することも大切です。
自己処理による肌ダメージ
自己処理にはカミソリ・毛抜き・ワックスなどさまざまな方法がありますが、実はどれも肌を傷める行為です。カミソリは、皮膚に必要な角質まで削ってしまい、肌の乾燥を招きます。また、毛抜きやワックスは毛穴そのものを傷つけてしまい、毛嚢炎や埋没毛を引き起こす可能性があるので避けましょう。

POINT
医療脱毛の施術前には自己処理が必須ですが、肌ダメージが比較的少ない電気シェーバーがおすすめです。医療脱毛で自己処理の回数を減らしていけば、毛穴の開きや黒ずみの予防にも繋がります。
乾燥や日焼けによる肌ダメージ
肌が乾燥しやすい時期や日焼けをした時、毛穴が目立つと感じたことはありませんか?
肌の水分を補うために皮脂が過剰に分泌されることもあり、毛穴の詰まりや黒ずみに繋がることがあるのです。特に脱毛施術後の肌は乾燥しやすいので、普段以上に保湿ケア・紫外線対策を行うようにしましょう。
肌の状態が悪いと医療脱毛を受けられない?
黒ずみや色素沈着など、レーザーの副作用が強く出る危険性がある場合は脱毛を行えないことがあります。
黒ずみが原因で施術を受けられないことがある
真っ黒に日焼けしている肌や、黒ずみ・色素沈着がある肌にレーザーを照射すると、やけどや肌トラブルのリスクが大きくなります。
熱破壊式は毛根だけでなく肌の黒さにも反応してしまうため、肌色が濃い場合は施術を断られることがあります。

『蓄熱式レーザー』なら大丈夫!
脱毛レーザーには、主に「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります。このうち、熱破壊式はメラニン色素に反応して急激に温度上昇する特性があり、黒ずみがある肌は脱毛を断られてしまうケースが多いです。
一方、蓄熱式レーザーは低出力のレーザーを連続して照射します。
また、蓄熱式はメラニン色素に左右されず、熱破壊式よりも肌への負担や痛みを軽減できます。蓄熱式脱毛ならやけどのリスクが低く、肌色に関係なく施術することができるのです。

施術後に試したい!正しいスキンケア方法
施術後に正しいアフターケアをしておくと、肌トラブルを防ぐだけでなく、脱毛効果を高める働きが期待できます。
施術した部位をしっかり冷やす
レーザーを照射した部分は熱がこもりやすく、赤みやヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
しかし、赤みなどの症状は2~3日程度続くことが多いので、自宅でのケアが欠かせません。放置すると炎症が悪化し、重い肌トラブルに繋がる可能性もあります。
POINT
自分で冷やす際には、ガーゼを巻いた保冷剤や濡れタオルを使って軽く冷やすと良いでしょう。ただし、冷やし過ぎは血行不良の原因となり、脱毛効果を下げる可能性があるので注意してください。
保湿ケアで肌乾燥を防ぐ
脱毛直後の肌はとても乾燥しており、バリア機能が低下しています。
肌トラブルのリスクを抑えるだけでなく、施術時の痛みを軽減できるといったメリットもあるので、保湿ケアを日々重ねていきましょう。基本的にはお手持ちの基礎化粧品を使っていただいて構いませんが、施術直後だけは注意が必要です。脱毛後は肌がとてもデリケートな状態なので、問題なく使えるはずの化粧品でも刺激になることがあります。

また、保湿クリームなど油分の多い化粧品は毛穴詰まりの原因になるので、肌の状態が落ち着いてから使うようにしましょう。
医療脱毛を正しく理解して美肌を目指そう!
脱毛直後は一時的な副作用で毛穴が目立ってしまうことがありますが、時間が経てば毛穴は自然に引き締まっていきます。自己処理による肌へのダメージもなくなり、毛穴の開きや黒ずみなども次第に改善されていくでしょう。
毛穴でお悩みの方はぜひ、医療脱毛を始めてみてはいかがでしょうか?
肌に黒ずみや日焼けがあるという場合でも、蓄熱式レーザーを採用しているジェニークリニックなら、施術可能な場合があります。
